ベース、ベーシストのイメージ、について。
えー。わたくしが魅了されてもう25年、四半世紀に渡り奏で続けてきているベースという楽器。もしくはベーシストについて。皆さま、どんなイメージをお持ちでしょうか?
- 暗い
- 地味
- 目立たない
- じゃんけんで負けたヤーツ
- ギターと何が違うの?
- ベース?ナニそれ?
こんな感じでしょうか。音楽をやっている方にはおなじみの、「ベーシストには変態が多い」なんて定説もありますねぇ。これについては追ってまた詳しく(笑)。
そもそもベースは低音を奏でる楽器でありまして、一般の人には聴き取りにくかったり、何をやっている楽器か認知されていない、なんてことも多く…。
キラキラした高音でジャキジャキ攻められるギターに比べるとどうしたって地味だし、サウンドを後ろからどしっと支えるドラムスの存在感にも負けるし、バンドや楽曲における「顔」たるボーカリストには逆立ちしても敵うはずもない(笑)。
だがしかし。僕が魅力を感じるのは、まさにその「目立たない感じ」なんであります。もちろん、目立ちたくないワケではないですよ(笑)。
目立たないが故のおいしさ、カッコ良さがある、という。矛盾しているようですが、「目立ちたくないけど、目立ちたい」という天邪鬼な感じでしょうか(笑)。
二番手ならではのカッコよさ、おいしさを狙え!(笑)
わたしが昔から言っているのは、二番手ならではのカッコよさ。
すなわち「戦隊モノにおけるブルーの位置」です(笑)。
トリオバンドで例えるなら、赤青黄がいる「サンバルカン」(古すぎる!w)のバルシャーク(青)。
ちなみにバルイーグル(赤)は言わずもがな、主役たるフロントのギターボーカル、バルパンサー(黄)はちょっとお茶目なところのあるドラムス、ね。
ちなみにサンバルカン、主題歌もなかなかカッコいいんです(笑)。
一番前に出るフロントマンがいちばんおいしいところを持っていけるのは間違いないですが、その分大変なことも多いですよね。
そんな苦労を出来るだけ避けつつ、二番手でも自分なりにカッコいいとこを見せられたらそれでいいじゃないか、あわよくば一番おいしいところも狙えるかも?というワケです。なんてズルいんだ(笑)。
元々、わたしは小学生の頃、学級委員長を自ら進んでやったり、人の前に立ってずんずん引っ張っていくようなタイプだったんです。ところが、ある日ふと気付く。
「これ、、実は損な役回りなんじゃないか?」
と。
そうです。
クラスやチームを引っ張っていくのって、人の為にもなるしやりがいもあるけど、やっぱり大変だし、報われないことも多い。。
それならばむしろ、ぶら下がっていく方がラクだろうと気付いてしまったのです。
とはいえやはり少しは目立ちたいので、二番手あたりが一番オイシい、という思考がこのとき完成されたのであります(笑)。
余談ですが、大学のサークルでも、先輩から任命された部長を断りまして、副部長という立場におさまりました(笑)。
ベーシストは変態?変わり者が多い?(笑)
また、わたしがまさにそうなんですが、そもそも目立たないイメージの強いベースを自分から手に取る人って、やっぱりどこかヒネくれていたり、人と違うコトに価値を見出していくタイプが多いと思うんですよね。
それゆえ変態だったり、変わり者だったり、という印象が出てくるのかなと。
わたしもご多分にもれず、友達の影響でバンドや楽器に興味を持ちまして、いざ自分で始めよう!となった時に、
周りがみんな持ってるからギターはやめておこう…
とごく自然にベースを選んで手に取っていました。
まぁ皆が皆、こんな考えを持っているワケではないでしょうけど、、ベースという楽器のスタンスは、自分には本当にぴったりハマッたなぁと思います。
だからこれほど長く続けてこられてるのでしょうね。
いくつになるまで弾けるのかは神のみぞ知る…という感じですが、ここまで続けてきた愛すべきベースを、なるべく長く弾いていけるように、今後も最大限の努力をしていきたいであります。
▼一歩踏み込んだベース論、「アンサンブル編」はコチラです。
▼【ベースの音作りを考える】シリーズです。