ヒゲメガブログ。

ベーシスト、ワサダのブログ。ベースや子育てについてアレコレと。ベースの仕事、承ります。詳細は「WORKS」をご覧ください。

【プレイヤーもお客様も】ライブでもリハーサルでも必携!音楽用耳栓のススメ【耳を大事に】

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はい。というワケで不敵なベーシスト、ワサダ(@wasadama)です。
今回は、ブログを再開したら絶対記事にしよう!と以前から温めていたネタでございます。

タイトルの通り、「音楽用耳栓」のススメです。
 
わたくしは10年ほど前からずっと、ライヴハウスやリハーサルスタジオで耳栓を愛用しています。

音楽用耳栓という存在、現在はライヴハウスやレコードショップでも販売されていたりバンドグッズとしても採用されていまして、ライヴに足を運ぶお客さまには少しずつポピュラーになっているのかなと思います。

しかし、プレイヤー界隈を見ると、まだそれほど普及してないような気がいたします。

 

長く音楽に携わっていると、現場の環境次第で耳を酷使するようなケースも多く、、わたしの周りでも特に歴の長いドラマーさんなどは、聴力に影響が出ている方が多い印象です。

 

バンドマン、そしてベーシストとして20年ばかり活動している自分の体験をここでお伝えすることで、皆さまが末永く音楽を楽しんでいくためのきっかけや、助けになればいいなと思いますので、しばしお付き合いください。

 

 

突発性難聴から、大きな音が苦手に。

今から10年ほど前のこと。わたくしはムリなスケジューリングが祟り、突発性難聴を発症しました。

慌てて治療を行ったところ、ほぼ元の状態に戻りましたが、元々なんとなく弱かった右の耳に少しのダメージが残り、大きな音を聴くとひどく痛んだり、耳鳴りが長引いたりするようになってしまったのです。。

 

※ちなみに突発性難聴は、治療が遅くなればなるほど完治の可能性が少なくなるそうです。…コワいですね。でもこの病気、わたしの周辺でも発症されてる方、多いです。この辺りについては、また注意喚起的な記事として詳しく書きたいと思います。

 

そこで、ライヴハウスやリハーサルスタジオで大きな音にさらされる際、耳を守るための対策として浮上したのが音楽用耳栓です。

音楽用耳栓とは。

では「音楽用」の耳栓とはなんぞや、というのをざくっと説明しますと、普通の耳栓のように音をシャットアウトすることが目的ではなくて、耳に入ってくる音の大きさを少し下げますよ、というモノですね。素の状態に比べると、さすがにちょっと詰まったような感じはしますが、会話なんかは普通にできます。
  
楽器で言うと、ドラムのシンバル音や歪んだギターなどの、耳に痛いキンキンしたところがまろやかになります。またライヴハウスで鼓膜に直接響く、バスドラムの「ドムッ!」とくる音圧や、ベースの極端な低音感なども気にならなくなります
また、音のレンジが狭まることで、音像がぎゅっと凝縮して全体がクリアに聴こえる効果もあります。

ライヴハウスでもリハーサルスタジオでも、音楽用耳栓。

わたしが長年根城にしているような、キャパ100~200人くらいのライヴハウスは基本的に音が大きいです。お店の趣向などにもよりますが、初めて入る方はまず間違いなく驚くほどの音量です。

迫力ある音を生で楽しむためのスペースなので当然といえば当然なのですが、これが自分にとってはシンドい時があります。特にスピーカーの近くや、ギターアンプの目の前はキケンです。。

 

サウンドチェックや本番の順番待ちで長い時間大きな音にさらされ続けていると、音程感間が捉えにくくなったり、何より疲れます。。ので、そんな時に耳栓の出番です。

 
本番のステージでは耳栓を使うことはあまりないですが、モニターの位置や、その日の環境によって、またはコーラスに自信がない時など(自分の声が聴きやすくなるので:笑)は、片耳だけ使うこともあります。
 
自分のベース音で言うと、耳栓をするとアタックやハイの成分が抑えられるので、アンプの目の前に立っていてもニュアンスが少しだけ捉えにくくなります。そのせいで力んでしまったりすることも。これはちょっとした難点かな。。
なので、わたしはリハーサルの際は、スタジオが狭い時やドラムセットが近い場合などに、ダメージを受けやすい右耳だけ使うようにしています。
それだけで、リハーサル終了後の疲労感も軽減されるんです。片耳だけでもホントにラクになりますよ~。

ライブを観る時に耳栓は失礼か?という件について。

音楽用耳栓について語る時に問題になりがちな、客席で耳栓は失礼なのでは?というおハナシ。これ、演奏する側からしても気持ちはすごく分かります
でも、耳栓といっても音を防ぐことが目的ではないし、やはり気持ちよく聴いていただくのが一番だと思いますので、大音量を聴きやすいようにコントロールしつつ観てもらうのは個人的には大歓迎です。
上記のように、音を聴きやすくなる効果なんかもありますしね。

最後に。そんなワケでじゃんじゃん耳栓を使いましょう。

大きな音でライヴを楽しむのって、演奏する側としても観て聴く側としてもとてもイイものなんですが、鼓膜に受けたダメージ(音響性外傷と言います)は一生治らないし、それから難聴に発展してしまうことだってあります
そうなると、それからの音楽の楽しみ方はがらりと変わることになってしまいます。そんな事態を避けるためにライヴハウスやリハーサルスタジオでも、立ち位置や体調、バンドの音作りなどが原因で、音が少し大きいな…しんどいな…と感じたら迷わず耳栓を使いましょう
 
手に入りやすい音楽用耳栓としては、↓の二種類がポピュラーなようです。
 
わたしが使っているのはまた違うモノなんですが、いくつか試した経験から、「音楽用」と謳っているものは機能的に近いものが多く、どれを選んでも大丈夫かなと。最近のは見た目もスタイリッシュでカッコよいですねぇ。
豆知識として、耳栓を忘れてしまった…という場合(わたしもよくやります…)は、ティッシュやトイレットペーパーをちぎって丸めたものを耳に詰める、という手があります。
耳栓ほどではありませんが、耳に音が直接飛び込むのを防ぐだけでもそこそこ効果的です。機会があればお試しを(笑)。
 
プレイヤーにとって耳は商売道具でもありますからね。そんなこんなで大事にして然るべき、です。わたしは病気をきっかけに耳を守ることの大事さを考え直すことができたので、ある意味では幸運でした。
今後、さらに音楽用耳栓の認知が進み、普及することを願っております。皆さまが健康な耳で、末長く音楽を楽しんでいけるように。