はい、というワケで不敵なベーシスト、ワサダ(@wasadama)です。
前回の記事の流れを受けまして、エレクトリックアップライトベース(以下、EUB)を弾くためにわたしがこの一年ちょっと行ってきた、試行錯誤のアレコレを書き留めておこうと思います。
これから始める方や、EUBについての情報が欲しいという方たちへ少しでもお役に立てればと思う次第!
- とりあえずググる→情報があまりなし…
- ウッドベースの体験レッスンに行ってみた→ハードル高く断念…
- 教則DVD購入→収穫アリ◎
- ネットコンテンツ購入→収穫大!
- まとめ→地道な情報収集がキモ。一番の近道は「教えてもらう!」
とりあえずググる→情報があまりなし…
まずこのEUBですが、ベース界での珍獣扱いな感じでして…(笑)、エレキベースならうじゃうじゃ存在する練習方法や楽器そのものの情報が、ネット上にもリアルにも、あまりないのですね。。これが何気に第一の壁。ググっても、断片的な情報しか得られず…。
さらに、似ている気がする「ウッドベース」(コントラバス)とも、楽器としての捉え方だったり、演奏する上での心構えみたいな部分がまたビミョーに違うんですね。。さらなる珍獣感…(笑)。
ただ、ウッドベースに関してはEUBよりもまだ情報があるので、結果的に「ウッドベースの情報を流用する」というのも一つの解かな、と。
ウッドベースの体験レッスンに行ってみた→ハードル高く断念…
そこで、ウッドベースを教えてくれるスクールの体験レッスンに行ってみました。一応通うことも視野に入れておりましたが、結果的にハードル高すぎて断念。。
ウッドベース(コントラバス)ってクラシック楽器なので、基礎の基礎からガチンコでやるんですね。。当然といえば当然なんですが、こちらは時間も予算も限られているので、正直そこまでの労力は注げないな~という感じ。
そもそも、わたしが持っているのはウッドベースじゃないし…(笑)。弾き比べてみると分かりますが、やっぱり両者は別の楽器として考えるべきですね。。
教則DVD購入→収穫アリ◎
で、次の一手。DVDです。
これも地味に選択肢があまりない中で、わたしが購入したのは以下の2本。
「ウッドベースの嗜み」は、著名ジャズベーシスト、納浩一さんの教則DVD。
いちおうウッドベース初心者向け、ということになっているんですが、いきなり最初から「弓で弾いて耳のトレーニングをしましょう」みたいな流れがあって、ちょっと戸惑います…そもそも弓の使い方わからん~という(苦笑)。
それでも、ウッドベースに関する基本的知識と、右手と左手の使い方の基礎はなんとなく掴めたので、それは収穫。
もう一本はやっぱりジャズベーシスト、クリスミンドーキーさんのモノ。
こちらは演奏シーンもたっぷり収録されていてかなり参考になりました。
ありがたかったのが、これがEUBに焦点を絞ったDVDだったところ(正確にはもっとピンポイントな、YAMAHAのSLBというモデルですが)。
この視点での教則モノはかなりレアなのであります。
一つ難を言えば、クリスさんのテクニックは、彼の独自色がわりと強いので、皆が皆これでイイ、という風にはならないかもな~という感じ(笑)。
ネットコンテンツ購入→収穫大!
それから、EUBの為の有料教則動画を発見。多くの著書も出しているベーシスト、水野正敏氏によるものです(残念ながら現在は販売を停止しています…)。
わたくしも彼の著書はいくつか所有しておりまして、実はちょっとしたファンなので、これを見つけた時はとても嬉しかったり。
コンテンツは普通のエレキ、フレットレス、ウッドベース、EUBと多彩なラインナップがあり、それぞれ細かいメニューに分かれています。その中からEUBを弾くのに役に立ちそうなものをいくつか買いました。
一コンテンツ、30分ほどで300円、とかだったかな。気軽に変えるお値段ですね。
ここからは、EUBを演奏する上での基本的な考え方なんかも学べ、得るものがかなり大きかったです。考え方が合理的な水野先生の教え方は明快かつ痛快で面白いんですよ(笑)。
一般的にはあまり良しとされていない、ウッドベースのネックや指板にポジションマークを付ける事も、「それでピッチ良く演奏できるなら、やればいいでしょ」という具合。
本当は耳と腕を鍛えてマークなしで弾ける、というのが理想なんでしょうけど、やっぱりエレキがメインだし…早く弾けるようになりたいし…と甘い考えのわたくしはすぐさまソレを採用!
慣れるまで、、とか言い訳しつつ、今でもペタペタとシールをたくさん貼っています(笑)。
そして今もやってる基礎練習は、ここから得たものです。と言っても、シンプルなスケール練習なんですけども、そこに大事な要素が詰まっているので、これについてはまた改めて紹介しようかと思ってます。
で、実は水野先生、隣町の中野のリハーサルスタジオで「水野式ベース道場」ってのをやってらっしゃるんですね。ここではEUBのレッスンもあるようなのでいつかは行ってみたい…とか言ってないで、さっさと行けばいいんですけどね…(笑)。
ちょっとお値段が張るので、つい尻込みしてしまう自分がいます。。いや、きっと近々行こう。うん。チャリで10分だし(笑)。
時間とお金に余裕があれば、この水野先生に習うのが一番手っ取り早い、かもという結論。
あくまでも、EUBをサクッと弾けるようになる、という観点では、です。ウッドベースのレッスンをやっているところはたくさんありますが、EUBに特化しているのはこの方くらいのようですので。
また、ウッドベースレッスンの先生で、ウッドがメインでも、EUBも使う方も多いと思いますので、個人でやっている方を見つけてEUBを教えてもらえないか問い合わせてみるのもひとつの手だと思います。
まとめ→地道な情報収集がキモ。一番の近道は「教えてもらう!」
はい。とりあえず、弾き始めの頃にやっていたのはこんなアレコレ、でした。
やっぱニッチな分野なだけに、汎用的なメソッドみたいなのはない、のが難しいところ、ですね。でも裏を返せばそれだけ自由な部分もあるワケで、あまり型にはまらず楽しんでも良いのかな、という気もいたします。
…ま、仕事で弾くならそんな考えはもちろんマズいワケですが。。先のことを考えると、早いうちに一度どなたかに教えを乞うのが間違いないですね~。
▼「ココナラ」でもウッドベースの先生を見つけることが出来ます。
▼EUB関連記事、まとめてあります◎
→個別記事はコチラから!
▼【ベースの音作りを考える】シリーズも良かったら合わせてどうぞ◎