ヒゲメガブログ。

ベーシスト、ワサダのブログ。ベースや子供と過ごす日々についてアレコレと。ベースの仕事、承ります。詳細は「WORKS」をご覧ください。

レコーディングマジックを体験してしまいました。

はい、というワケで不敵なベーシスト、ワサダ(@wasadama)です。

昨日の日記にちらと書きましたが、23日の日曜日はRYOJIROCKさんのソロアルバムのためのレコーディングでした。

場所は武蔵関のZIZZ STUDIOというレコーディングスタジオ。他メンバーは、先日一緒にライヴをやらせてもらったドラムス藤沼啓二さん。

 

そこでレコーディングマジックが起きたのを目撃、というかそこに参加できてしまったので、その感動を記しておこうと思います。

 

奇しくも先月末はイトウナホちゃんのレコーディングがありまして、その振り返り日記で、わたしはライヴマジックと共に、このレコーディングマジックというものにほんのちらりと触れておりました。

まさかその一ヵ月後にそれを実際に体験するコトになるとは。

 

平たく申し上げてしまうと、

すげぇ作品録れた!!

というコトです。いや、平たくし過ぎか…(笑)。

 

ちょっと解説を加えますと。

先日の流れとして、ギター、ベース、ドラムを同時に演奏し、「ベーシック」と呼ばれる土台を録音しました。

そこからアコースティックギターを録り、歌を録り、と続けていくんですが、それらが重なっていくに連れて曲の力がぐんぐんと上がっていくのを体感。

 

特に歌入れの最中のRYOJIROCKさんの気魄が凄まじく、思わず涙が出ました

実は録音していた曲がちょっとシリアスなもので、そこにはRYOJIROCKさんの長年の想いが宿されている、という前提があるのですが、わたしはあまり詳しくは知りません。

それでも魂を鷲掴みにしてぐらぐらと揺さぶられるくらい歌が響いたのです。

元々すごい歌力(ウタヂカラ)を持ってらっしゃるミュージシャンではありますが、もはや神がかっていたと言っていいくらい。

ご本人も、スイッチが入ったのを感じた、と仰っていました。

 

そして歌を録り終え、プレイバックを聴いて、自身でもするRYOJIROCKさん。

その姿を見てわたしもまたちょっと泣けてしまい。。レコスタでこんな感動を味わい泣くことがあるなんて、と驚きました。

 

レコーディングメンバーの想いや、それに基づいた演奏、あとはタイミング的なものなんかもあるのでしょうか、そういった要素が渾然一体となって曲の力をブチ上げた、という。

これがレコーディングマジックです。

 

恐らくその場に居合わせた人間以外には伝わりにくいと思います。何を大げさな、と思う方もおられるかも知れません。

でもこれは、わたしが体験したひとつの事実です。

ひとまずこの曲が作品として出来上がったら、少しでも多くの人に聴いていただきたいと思います。そこには感じるものがきっとあるはずなので。

 

そもそもレコーディングと言えば、わたしのような雇われベーシストは、上記のようなベーシック、またはリズム(ドラムとベース)を録り終えたら「お疲れ様でした~」と現場から離れてしまうことがほとんど。

宅録で済む場合は録音メンバーと直接顔を合わせることがない、なんてケースもあります。

ので、自分がレコーディングに参加した作品が仕上がっていく様をリアルタイムで見ていくってのも、実はかなり久しぶりでした。

 

この日は、このマジックが起きた一曲を完成させるのが第一目的で、その後の残り時間で別曲たちを録っていこうという時間の使い方をしていたので、自分の出番が終わっても待機していたのです。

 

「お~、やっぱ現場で音が重なっていくのを見るのは面白いな~。」

なんてのんきにワクワクしていたら、結果すごいものを見ることができました。わたしとしても初めての経験です。いやはや、歳は重ねてみるもんですね(笑)。

 

音楽と感動って切り離せないものなんですが、ここまで直に心に響く歌を聴け、さらにそのレコーディングに参加できるとは。

そんなこんなで、またしてもベースをここまで続けていてよかった!と心から思える一日となりました。自分のプレイにも少し自信が付きましたね。

この日のことはきっとこの先、忘れることはないでしょう。

 

レコーディングをする度に目指す境地、みたいなのをひとつ手に入れ、人間としてもプレイヤーとしてもひとつステップアップできたような気がします。

 RYOJIROCKさん、藤沼さん、素晴らしい経験をありがとうございました~!!

 

ちらっとレコーディングギアをご紹介。この日はFenderのJB&PB兄弟を出動。

こちらはFender Japanのカスタムジャンクジャズベ。

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そしてFender Custom Shopのプレベ。’61リイシューで、ブラックナイロン弦を張ってあります。

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そしたらレンタルのベースアンプもFenderでした。

ひょっとしたらわたしよりも年上かもしれないヴィンテージのBASSMAN100。さすが貫禄のサウンド!

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機材へのこだわりがハンパない、藤沼さんのドラムセット。

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スネアはなんと7台持ち込まれてました。

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もちろん、出音もさすがの一言。曲に添った音を狙っての機材のチョイスが

素晴らしいです。

 

最後に、アコギを録るRYOJIROCKさん。ギターもまたカッチョええんですわ~!

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ホントに一刻も早く完成品をお聴かせしたい!情報が出次第お知らせしますのでヨロシクお願いいたします~!!