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ベースのピック弾きで太い音を出すには?コツを徹底解説!【ピック弾きを語る:4】

はい、というワケでベーシストのワサダ(@wasadama)です。

 

シリーズでお送りしている【ベースのピック弾きを語る】。

第4回の今回は、ピック弾きで太くしっかりした音を出すコツ、というお話です。

 

一般に、指弾きに比べると音が細くなりがちな傾向のあるピック弾き。

そんな弱点を解消するために、わたしが25年のピック弾きベースライフを通して積み上げてきた知識や方法論を、徹底解説していきます。

 

これからピック弾きを始めようと思っている方や、ピックで弾いているけど出音がイマイチ…なんて悩んでいる方のお役に立てばと思います!

では少し長くなりますが、しばしお付き合いくださいませ~!

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ピックを弦に当てる角度がキモ。

まずは、個人的に一番大事だと思っている、ピックを弦に当てる「角度」について、です。

え?最初はピックの持ち方とかフォームじゃないの…?

と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、全ては「角度」を前提に説明していきたいので、その辺はまた後ほど。

角度には三つの種類があります。

では、その「角度」の解説です。

ピックを当てる角度は基本的に三種類あって、

  • 順アングル
  • 平行アングル
  • 逆アングル

と呼ばれ、それぞれメリットやデメリットがあります。

では、それぞれの角度(アングル)はどんなモノか?というと。

順アングル

弦に対して、ピックを前下がりで当てる弾き方です。

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何も考えずにピックを持って弾こうとすると、この角度になる方が多いんではないかなと思います。

しかしこの順アングル「ジャリッ」としたピッキングノイズが出やすく、音は細くなりがち

 

音の太さはあまり気にせずハデな音で弾きたい時や、プレイに勢いを出すためにあえてピッキングノイズが欲しい時などには有効な弾き方と言えます。

逆アングル

こちらは順アングルの逆、ピックを前上がりの角度で当てる弾き方

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著名音楽プロデューサーの故・佐久間正英氏が提唱していたため、「佐久間式ピッキング」と呼ばれたりも。

この角度で弾くと、ピッキングノイズはほとんど出ず、太くしっかりした音が出ます

 

しかしその一方、弦に対してピックががっちり噛むような形になるので、速いフレーズや、オルタネイト(アップダウン)ピッキングが難しいというデメリットがあります。

平行アングル

その名の通り、ピックと弦が平行になるように当てます

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順アングルよりはピッキングノイズが減り、太い音が出て、逆アングルより細かなプレイに対応しやすいです。

 

参考までに、各アングルで弾いてみた動画を撮りました。

一分で終わりますので、是非ご覧ください(笑)。


【ブログ連動動画】1分で分かる!ベースのアングルごとの音、アタックの違い。

 

しっかりした太い音を出すには平行アングル!

というワケで、わたしはしっかり音が出て弾きやすい、最も合理的だと思われる平行アングルでの弾き方をオススメします

 また、アップダウン共に同じ角度でピックが弦に当たるため、オルタネイト(上下)ピッキングの際にアップとダウンの音量や音質の差が出にくい、といったメリットもあるんです。

 

ちなみに、前回記事でご紹介したBobby Vegaさん、バンアパの原さん、お二方ともかなりカッチリした平行アングルで弾かれているので、良かったら参考にしてくださいませ~◎

ピック弾きのスゴい人~Bobby Vega~【ベースのピック弾きを語る:3】 - ヒゲメガブログ。

 

では以下、平行アングルでのピッキングのコツをご紹介!!

平行アングルで弾くためのコツ。

まずはとても重要なピックの持ち方

指の腹同士でピックをつまむ。

ピックの持ち方として、おそらく一般的には人差し指の側面と親指の腹でピックを挟むやり方が主流なのではないかと思います。

わたしも長いことそうでした。

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この持ち方だと、がっちりピックをホールドすることができます。

しかし、これで弾こうとすると弦に対する角度が順アングルになってしまうんです。

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手首の曲げ方で角度を調整することはある程度できますが、そうすると今度はピッキングに支障が出てしまいます。。

 

では、どうすれば良いかというと。

 

人差し指と親指の腹同士でピックをつまみます。

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これで手首の角度を変えなくとも弦に平行な角度でピッキングをすることが可能です。

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ただ、指の腹の真ん中同士でつまんでしまうと安定性の面でやや不安なので、わたしは画像のように人差し指を少し斜めにしています。

ここは人それぞれ違ってくる部分かと思いますので、手首に無理がなく、アタックに負けないくらいしっかりと力が入るフォームを探してみてください。

 

ポイントは、

しっかり持てているか?

平行もしくはそれに近い角度で当てやすいか?

です。

ピッキングの方向は垂直に。

それからピックを動かす方向です。

ピック弾きの基本的なフォーム上、ダウンピッキングでピックを振り下ろす際は、どうしてもブリッジ側に動くような軌道になってしまいがち。

そういった軌道でアップダウンの動作をすると、弦に対してナナメに上下するような動きになると思います。

そうすると、弦にピックを平行に当てるのが難しくなってしまいます。

 

なので、ピックを振り下ろす際(ダウンピッキング)は真下方向に、振り上げる際(アップ)は真上方向に動かすことを心がけましょう。

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平行に当てたピックをその角度のまま上下させるイメージですね。

ピックの軌道は弦に対して垂直になります。

手首の構造上、完全に平行のまま上下させるのは難しいかもしれませんが、なるべくそうなるように動かすことが大事です。

加えて、縦振動を意識。

また、さらに一歩進んで太い音を出すための方法として、弦を縦方向に振動させることを意識する、というものがあります。

これは、ピッキングをした時に弦がボディに対して垂直方向に揺れるように心がける、ということ。

こうするとピックアップが信号を拾いやすく、アタックから太い音が出るのです。

※ここはなかなかに奥深い話なので、興味のある方はこのテーマの第一人者、故・福田郁次郎氏(jiraud)のコラムをチェックしてみてください。

→福田郁次郎のひとり言

 

考え方としては、弦をボディ方向に押し込む力を意識してピッキングをします。

具体的には、3弦を弾いた後は2弦に当てて止める感じ。

スラップで言う「振り抜き型」、指弾きでの「アポヤンド奏法」のようなイメージですね。

 

ただ、これも意識しすぎるとピッキングに支障が出ますので、弾き終わりにピックがボディから離れる方向に行かないにする、くらいの心がけでも良いかもしれませんね。

 

コチラも参考動画を撮りましたのでお納めください(笑)。

まとめ。

以上、わたしが25年間のピックベースライフを通して得た、ピック弾きで太くしっかりした音を出すためのコツ、でした。

 

一応の注意点として、体格や身体の細かな造り、さらに楽器やフォームも人それぞれなので、万人に通用するものではないかも知れません。

あくまでもわたし個人の方法論、ということでご参考にしていただければとm(_ _)m

 

わたし的にも「現時点での最適解」というつもりでおりますので、まだまだ研究の余地がございます。

ご意見やご感想など、バシバシとお寄せいただけるとありがたいです。

是非とも一緒にピック弾きを語りましょう~!

ワサダでした◎

 

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▼【ピック弾きを語る】過去記事はコチラです。

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