ヒゲメガブログ。

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ピック歴25年のベーシストが語る、ピックの選び方!

はい、というワケでベーシストのワサダ(@wasadama です。

シリーズでお送りしております【ベースのピック弾きを語る】

 

第5回の今回は、ピックの選び方について。

ピック弾き歴25年、その中で幾度となくピック探しの旅を繰り返してきた(笑)わたくしなりの現在の知見をお送りします。

ピック選びに悩んでいる方、またこれからピック弾きを始めようと思っている方たちのお役に立てればこれ幸いでございます◎

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ピック選びの基本

ではまず、基本的なところの説明から。

弦の「張力」に負けない厚さ、大きさ

ご存知かとは思いますが、ベースという楽器はギターよりも弦が太いです。

そしてその分、張力も強い。張力というのはベースに弦を張った時、弦にかかっている力ですね。

その「強い張力に負けないピックを選ぶ」というのが基本になります。

 

「ベース用ピック」と銘打たれた商品もいくつかあり、そういったものはやはり厚くて大きめのものが多いですね。

そういったものに限らず、ある程度の厚みがあるものが基本と言えます。

代表的なピックの種類

では、ベースに使われるピックの主な種類をご紹介していきます。

形状

まずはカタチ

三角のトライアングル型と、涙のしずく型のティアドロップ、この2種類が主流です。

トライアングル型

 

ベース用と言えばこの形を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

おにぎり型、とも呼ばれます。ちなみにわたしはおにぎりと呼ぶ派です(笑)。

しっかり力が入れて持てるので、ベースの弦に負けないピッキングがしやすいというのが、一番の特徴かつメリット。

また、三角のカド全てを使えるので経済的である、という地味にありがたい側面もあったりします(笑)。

ティアドロップ型

 

一方、こちらはギター用として超ポピュラー。ですが、ベースではそこまで一般的ではないかも知れません。

弦に当たる部分が鋭いため、引っ掛かりが少なく、細かいフレーズなどはトライアングル型より弾きやすくなります。

厚さ

ベースには、ミディアム、ヘヴィ、エクストラへヴィと呼ばれる厚さのものが使われることが多いです。

具体的には0.8mm~1.2mmくらいの厚みですね。

厚みが増すほどアタックが出にくく、太い音が出る傾向があります。

素材

続いて素材。代表的なものを3つピックアップします。

セルロイド

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これが一番メジャーなので、ひとつの基準になるのではないかと。

特にFenderしているモノはグローバルスタンダードといっても良いでしょう(笑)。

他の素材と比べると柔軟性があり、さわり心地はツルッとしています。

ポリアセタール

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これも非常にスタンダードな素材。わたしもこの素材の愛用者です。

新品では粉が吹いたような感じで滑りにくいですが、使い込んでいくとやや滑りやすくなります。

同じ厚みではセルロイドより出音は太め、その分アタックの出方が控えめです。

ウルテム

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こちらは人間の爪に近い素材だと言われています。

3つの中で一番硬く、柔軟性が低いです。そのせいか、アタックもカタめ

その一方で、弦への当たりが滑らかで引っかかりにくいのも特徴ですね。

 

色々試して自分に合ったピックを探そう!

…結論としてこれを言ってしまうと身もフタもないのですが(笑)。

欲しい音やプレイスタイルなどによって、合うピックというのは人それぞれです。

世に、数え切れないくらいの種類のピックが売られていることからも明らかですよね。

 

なので、とにかく色々と試した上で自分に合うものを探すことになります。

上述のように、わたしもまだ時々ピック探しの旅をしていますが(笑)、この世界は奥が深く、その道のりは険しくも楽しいものだったりします。

楽しみつつ、自分に合うピックを探していけると良いですね◎

選ぶ際のポイントは。

では、わたしが考えるピックを選ぶ際のポイントをご紹介。

音色

まずは音色

上記でも紹介したように、ピックの素材、厚み、形状によって音色は変わります

なので、そのピックで欲しい音が出るかどうかがもっとも大事なポイントです。

 

自分の望む音色が、硬い音なのか、太い音なのか、やわらかい音なのか、などをまずイメージした上でピックを選びましょう

弾き心地

そして、次は弾き心地

欲しい音は出るんだけど、何となく弾きにくい…ということになると、メインで付き合っていくピックにするにはちょっと不安が残ります。

音だけでなく、ピックの種類によって、弾いた時や握った時の感触もだいぶ変わってくるので、弾き心地も考慮に入れてピックを選ぶことが大事です。

 

音、弾き心地のバランスが大事

音と弾きやすさのバランスが取れているものが、自分に合っているピック

と言えますね◎

参考までに私が使っているのは、

これです。

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JIM DUNLOPというメーカーの、厚さ1mmのトライアングル型、素材はポリアセタール

べースピック界ではかなりのシェアを占めるのではないでしょうか。

時たま色々なピックに浮気しつつも(笑)、恐らくもう20年はメインとして使っています。

アレコレ試しても、結局ここに帰ってきちゃうんですよね。

 

わたしがこだわっているのは、音色面ではアタックやローの出方弾き心地では弦への引っかかり具合、など。

自分の中での、音と弾きやすさのバランスが理想に近いピックです。

シチュエーションによって使い分けも◎

また、これに次ぐサブとして、

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こんなのも使っています。こっちはウルテムの0.88mm

上のピックと同じおにぎり型ですが、素材、厚さが違うので、音も弾き心地も変わります

音的には、青いヤツと比べるとアタックは出やすくローは控えめ、つまりカタめの音色です。

弾き心地としては、メインより薄く、さらにウルテム素材のため引っかかり感が控えめ

 

上記を踏まえ、自分の音が聴き取りにくい時や、ラインをハッキリ聴かせたい時、細かいフレーズを弾くときなどに登場します。

 

これはほんの一例ですが、ピック一つで出音に幅を持たせたり、曲や編成によって使い分けが出来るのも面白いところです◎

こういうのが楽しくて、つい色々なピックを買ってしまうんですな…(笑)。

 

ちなみに色々試すには、言わずと知れた超有名楽器通販サイト、サウンドハウスでの購入が断然オススメです。

楽器店では一枚100円のピックが、40~80円程度で買えてしまいます◎

まぁ微々たる金額の差ではありますが、チリも積もれば何とやら…というヤツで(笑)。

しかしながら、合計金額が1000円未満だと送料がかかってしまうので、電池や弦を合わせて買うとか、この際たくさんの種類を買ってみるとかの工夫も必要です。

念のため(笑)。

 

サウンドハウス

まとめ。

というワケで、ピックの選び方について語ってみました。

皆さまがピックを選ぶ際や、ピック弾きをさらに楽しんでいただくための参考になればこれ幸いでございます。

 

今回の記事と連動した動画をYouTubeにアップしておりますので、良かったら合わせてチェックしてみてくださいな♪

 
【ベースのピック弾き】ピックの素材や厚みによって、音や弾き心地はどう変わるのかを検証!

 

ご意見や感想などもビシビシとお寄せいただけると嬉しいです。

是非とも一緒にピック弾きを語りましょう~!

ワサダでした◎

 

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