はい、というワケでベーシストのワサダ(@wasadama)です。
週末のこと、土日と立て続けにライヴをやってきました。
国から出ている休業要請は6/19までということになっているので、
ライヴハウスってもうやっていいの?
と言う声もあろうかと思いますが、お客さんを入れない無観客での配信、という形で動いているところは現状でもたくさんあります。
演者である私たちも、会場側も今やれることをとにかく考えてやっていくしかないという状況が続く中、わたしが出演してきたのは、かなり気合を入れた体制で動いているお店でした。
まずは6/13(土)は代々木Barbara。昨年からサポートさせてもらっているRYOJIROCKさんの企画。
開催自体をどうするかということもけっこうギリギリに決まりまして、RYOJIさんとBabara、双方で検討を重ねた結果、無料での配信をメインにしつつ、投げ銭システム&「スタッフ体験」という形で数名の入場枠も設ける形に。
スタッフ体験というのは、ちょっと裏ワザ的かも知れませんが(笑)これはやる側にとっても観る側にとってもいいなぁと。
価格がちょっとお高かったり、枠数が少ないというデメリットはあるものの、実はこの形、現状を踏まえた今後のスタンダードになるんではないかと個人的に思っています。
で。
ライヴはもう最高(笑)。
ステージに帰ってきた喜びが自分でもびっくりするくらいデカくて、参加させてもらったRYOJIROCKバンド、WONDER DRIVEの2ステージではしゃぎ倒して完全に燃え尽きました…(笑)。
メンバーさんも共演の皆様も本当に楽しそうで、やっぱライヴはいいなぁ~としみじみ。皆さんわたしよりもライヴハウスシーンで長くやってらっしゃる方ばかりでしたからねぇ。
マスクで顔がよく見えなかったけど(笑)きっとスタッフ体験の方々も、同じ思いでいてくれたのではないかと思います。
画面の向こうの皆様からのコメントなんかも後で読んでみてグッときたり。
そんなこんなの想いを共有できて、イベント自体もサイコーでした。このタイミングでこういうイベントがやれるのって、何となく運命じみたモノを感じるなぁ、と勝手に。
RYOJIさん、やっぱり「持ってる」方ですね(笑)。
でもって、そこで危うく抜け殻になりかけましたが、、何とか持ち直しての翌日(笑)。
14日は代官山NOMADにて、イトウナホと雨のまにまに、でした。
こんな状況になる直前のライヴがまさにこのバンド、会場も同じなので帰ってきた感が強くありました。
こちらは完全に配信にシフトして、配信チケットを購入して観ていただく形でした。
観ていただいた方はお分かりと思いますが、
ここの配信クオリティ、マジヤバいっす(笑)。
出演者はこの映像を買い取ることもできるのですが、そのまま映像作品としてリリースできるレベルです。この状況を逆手にとって、こんな形で昇華できるのってすごいなぁと。
スタッフさんたちにも色んなお話を聞かせていただきまして、目からウロコが落ちまくりでしたねぇ(笑)。
わたしも、わたしたちももっと色々できるし、やらにゃいかんのだな~と。
ライヴを、バンドを、音楽をやりたい気持ちがあるのなら、気持ちだけじゃダメで、それをカタチにすべく動くことで可能にしていかなきゃいけないのです。
なんてことを勉強させていただきました。
して。
ライヴはやっぱり最高でした…(笑)。
個人的には完全に気持ちが先行してしまって、カラダとアタマがついてこないというか(苦笑)バタバタしてしまった局面もありお恥ずかしいのですが、、やっぱり自分のバンドでライヴがやれる喜びは格別。
そこはもう無観客の配信でもあんまり関係ないんだな、という感想ですね。どんな形でもライヴはやっぱりライヴだった、と。
ツイッターでもちょっと書きましたが、これまでに無観客に近い(要するに動員がめちゃ少ない)環境でのライヴなんてたくさんやってきていまして(苦笑)、むしろお客が少ないほうが燃えたな、なんてことも思い出しつつ(笑)。
あそうだ、この日共演の燐-Lin-さんという方、ソロでベースの弾き語りをしている方なんですが、実は今までにネット上で何度も拝見していた方で、楽屋でいろいろ質問攻めにしてしまいました(笑)。
ベースと歌であの世界観を出せるのはすごい!またぜひ共演したいであります。
この日のライヴは、6/28までチケットを購入して観ていただく事ができます。一度購入していただければ期間内は何度でも観られます!
是非とも↓コチラをチェックを!!
さて。そんな濃厚すぎる2デイズを終えまして。
エンタメ業界、特に音楽業界は本当にたいへんな状況で、わたしごときが考えたところでどうしようもない、という無力感に苛まれつつも自分のことでも精一杯という日々。
そんな中でまたライヴハウスに戻って、現状を見て体験することができて心からよかった。
ライヴハウスは生きています。これは間違いない。
わたしももう20年以上、ライヴハウスに出演し続けてきて、もう一つの「家」のように思っています。そんな帰る場所がなくなるのは本当につらいです。もちろんお店さんたちもそうならないよう頑張って考えて、行動している。
それがわたしの想像以上だったので嬉しくなりました。
むしろ、これは人の心配をしている場合じゃない、お店の人たちに負けないようにこちらももっとやらねば、と。
正直、ハッスルしすぎて体は疲れています(笑)。もういいトシだし…。しかし、この疲労感も久しぶりだなぁと。
二日間で3ステージ、20数曲を演奏、アタマもカラダもフル回転でした。やっぱり多少、カンが鈍っているなあという感じはありましたが、そんな実感も込みで楽しめました。
配信ライヴのメリットってのも、現場でやってみて初めて実感できたりもしましたね。
遠方の人にも観ていただけたり、普通のライヴでは見えないところが見えたりするのも面白いところ。
そして配信という環境を考えるにつけ、音作りやプレイ面でも少し見直しが必要かなぁと。これはまた改めて別記事で書こうかなと思います。
とまぁ、とにかく胸がいっぱいになったり勉強になったり、幸せな二日感でした◎
まだまだ少しずつ変化し続ける状況。個人的な思いとしてはあまり変わらず、自分にできることをできる範囲でせいいっぱいやる、というのが持論です。
自分の頭でしっかり考えて、自分の足で動くということも忘れず、小さな一歩を少しずつ、日々積み重ねて行けたらいいなと◎
長々とありがとうございました~!!!