はい、というワケでベーシストのワサダ(@wasadama)です。
先日書きました、無観客での配信ライヴ体験。これを経て、色々と思うところがありましたので、それを少ししたためておきたいと思います。
6/19に東京都でも全業種の休業要請が解除され、ライヴハウスやリハーサルスタジオも営業を始めたところが多いようです。
とは言え、全く元通りの営業が出来るわけもなく、それぞれが手探りで営業しているのが実態ではないかと。
中には休業状態のまま閉店、といったところもあるみたいで、ちょうど本日、わたしが20代の頃よく出ていた秋葉原のGOODMANというライヴハウスが閉店する、という報が入ってきました。。
もう言葉にならないくらい悲しいですが、、これもまた時代の流れ、なのでしょうね…。
無観客配信を先日わたしは初めて体験したワケですが、この先の動きとして、「配信」というカタチはよりスタンダードなものになっていくはず。
お客さんをいっぱいに入れられない現状がある以上、配信を組み込んだ営業スタイルへの変更、というのはきっと自然な流れでしょう。
配信がメインのものから、会場に少なめのお客様を入れ&配信も同時に、など、また無料や有料、一部を有料にするなど料金形態も色々考えられるかなと。
もっとも、配信自体はけっこう古くからあるもので、わたしが知る限り10年以上前からUstreamなど、ライヴのリアルタイム中継みたいなサービスはあったんです。
が、現在はその頃に比べると機材などもかなり進化しているので、全体的なクオリティがガチ上がりしてます。
こうなると一つのコンテンツとして立派に成立するし、配信ならではのアドバンテージもたくさん出てきますね。
「距離感の近い映像」「クリアな音」「聴き取りやすい歌詞」あたりですかね。そんな現場とは違った楽しみ方もできちゃうんです。
で、ココでちょっと宣伝なんですが(笑)。
先日の、代官山NOMADでのイトウナホと雨のまにまにライヴ、ダイジェスト動画をYouTubeにアップしました!
コイツで映像と音を確認していただけるかと思うので、ちょっと観てみてください。
NOMADさんの配信は、恐らく現状での最高に近いクオリティだと思います。
無観客ツイキャスプレミア配信ライブ〜ダイジェスト動画〜(2020.06.14(日)@代官山NOMAD)
ちなみにコチラ、6/28まではチケット購入可能、期間内は何度でも観ることが出来ますので、良かったらぜひご購入の上、フルバージョンをご鑑賞くださいませ~!!
チケット購入について、詳しくはこちら↓のページをご覧ください!
さて。リアルタイムでこのクオリティの映像と音が、お客さんの目と耳に直接届くってのはすごいな、と感動する一方で、演奏する側の意識も変えなきゃいけないな、と思う側面もあったり。
端的にいいますと、ライヴハウスってのはデカい音や音圧ってのがウリでして、それによって何となくゴマカされていたところが、配信だと浮き彫りにされてしまうんですよね。。
ミスやらアラはダイレクトに見えるし聴こえるし、否応ナシに目立ってしまうワケです(苦笑)。
なので、演奏のクオリティを上げるべく、さらにシビアに見つめ直していかねばならない、と。
や、もちろん今まで甘えがあったというワケではありませんよ…たぶん…(笑)。
ベースに関しては、音作りも然り。
詳しくは先日YouTubeの方にアップしたので、合わせてぜひチェックしてみて欲しいのですが、
配信という形式だと、お客さんの耳にはダイレクトに近い形でライン音が届くはずなので、「ライン音をしっかり作る」というのが一つのポイントになるかなと。
わたし個人的には、今までラインの音についてはライヴハウスのPAさんにお任せしていたので、その辺の意識を少し変えていかねば、と思った次第です。
具体的には、プリアンプ、コンプレッサー、DIなどの機材で、自分の出したい音をラインでしっかり表現する、みたいなことが必要になると思います。
今後また試行錯誤しつつ、こちらでも報告していければと。ちょっと時間と、お金もかかりそうですが、、がんばります(笑)。
と、いうワケで、配信ライヴを経てのアレコレ、でした。
音楽関係だけでなく、大きな変化の波が世界的に押し寄せております。
色んな方面にアタマを働かせて、少しでもうまく波に乗れるよう、やっていきたいものであります。