はい、というワケでベーシストのワサダ(@wasadama)です。
先日、RYOJIROCKバンドでご一緒したドラマーの藤沼啓二さんからひっじょーに面白いスマホ用アプリを教えていただいたので、それをちょいとご紹介いたします。
『liveBPM』概要
その名も『liveBPM』というアプリです。iOS用とandroid版があります。
ざっくり言いますと、鳴っている音楽のBPMを自動で計測し数値化してくれる、というモノです。
▼機能の詳しい解説は公式へ!※英語です。。
有料です。androidは399円、iOS用は490円。
有料とはいえ、機能的にはごくごくシンプルなのもあり、androidは399円、iOSは490円と、お手軽に買える価格です。
使い方は超カンタン。
して、使い方ですが。極めてカンタンです。
ピンクで囲った左下のスライダーで、目指すべきテンポの枠を決め、音を聴かせるだけ。
ドラムはもちろん、ベースやほかの楽器でも、一定のビートを刻んでいれば検出OK!
で、画面の下半分にそのBPMの推移が記録されていきます。
実際の信頼性は。
で。自動で計測してくれるのはいいけど、どのくらい信用できるのか?という不安も若干あったり。
というワケで、我が家の電子メトロノーム(上の画像のモノ)と、マルチエフェクター内臓のリズムマシンを鳴らして測ってみました。
どちらも、ビタッ!ときっちりの数字が出るワケではないですが、コンマ以下BPM程度の誤差で推移していましたね。
これはやはり信頼できるといってイイ、でしょう!
ちなみに電子メトロノームは、ライヴやリハーサルで、ベース始まりの曲のテンポを確認するためなどに足元に置いて使ってます。
音を出さずに液晶画面の動きを見てテンポを確認する、という使い方ですね。
このテのアイテム、ケースのポケットにひとつ入れておくと便利ですよ~◎
こんな用途に◎
テンポのキープ具合を把握。
ドラマーの方が、手元に置いて自分がどのくらいテンポをキープできるのか確認するというのが一番わかりやすい使い方、かなと思います。
ベーシストの個人練習に。
もちろんドラマーだけでなく、ベーシストのリズムトレーニングにも効果的です。
「メトロノームに頼らずに、テンポキープするための練習ができる!」というのが個人的には一番の魅力かなと。
これをうまく使えば、メトロノーム(クリック)にかっちり合わせて練習するよりも、柔軟性があるというか、イイ意味で人間的なテンポキープができるようになるのではないか、と期待!
リズム楽器がいない現場で。
また、ドラムやパーカッションなどリズム楽器がいない編成やシチュエーションで、いったいテンポがどうなっているのか?というのを把握する用途にもとても有効です。
実際、トラブルでリハーサルにドラマーが来られない、というシチュエーションがあったので、「そうだ!」と思いつきコレを試してみたんですが、なかなか面白かったです。
結果、意外とちゃんとキープできていてビックリでした(笑)。
普段はリズム楽器任せにしてしまうテンポを、自分の目で、数値で確認できるのがいいなと。
ドラマーがいるのにも関わらず、こっそりコイツを見ていたら嫌がられそうですけどね。
その辺はちゃんと相談しつつ、うまくやりましょう(笑)。
テンポの揺れを数字で確認し、共有。
1曲を通してみると、実はセクションごとにテンポってけっこう揺れているんですよね。
歌モノ(ボーカルがメイン)の編成では、歌い手のクセによるということが大きいかと思うんですが、その細かい揺れを、演奏する側が気にしたり、逆に演奏サイドのテンポが揺れて歌い手が歌いにくくなったり、というケースがままあります。
で。
ボーカル:「今、Bメロ、ちょっとハシッたよね?」
ドラマー:「いや、そんなことないと思うけど…。」
みたいなやり取りが行われるワケですが、こういうのって、基本的にそれぞれの感覚頼みなので、ちょっとしたモメごとにもなりかねません。。
そんな時、コレがあれば、
ボーカル:「今、Bメロ、BPM4くらいハシッたよ?」
ドラマー:「はい、その通りです!」
と、さっぱりいけるワケです(笑)。
テンポの揺れ自体は決して悪いモノではなく、それをきちんと共有することができれば独自のノリ、グルーヴを創り出すことにもつながります。
数字でリアルタイムのテンポを確認できるこのアプリが、そういった用途にも非常に使える!のですね。
そんなワケでまとめ。
と、ざざっと紹介してきました。
が、わたしもまだ先日から使い始めたばかりなので、他にもうまい使い道ってのがあるんではないかな、と思います。また思いつけば追加してみますね。
なにげに隠れた神アプリだと思いますので、皆さまもぜひダウンロードして日々の練習やリハーサルに活用してみてください。
他によい使い方がありましたらぜひ教えてくださいね~!